映画『ターミネーター2』に登場したT-1000。液体金属で出来た体を持った厄介な敵だ。
金属のように相手の体を貫いたり、液体のように銃弾を受け流したり。まさに無敵のような能力でトラウマになったという人も多いだろう。
そんな『液体金属を立体的に動かす』ということが現実味を帯びてきた。
こちらの動画は、中国の研究チームによる液体金属の映像。
常温で液体となる金属に鉄などの粒子を混ぜることで磁石を使った操作が可能になる。しかしそれだけでは平面を動かすことしかできない。
ネックとなるのは表面張力だ。なので他の金属粒子を混ぜることにより液体金属の表面張力を調整することに。
そうして出来た液体金属に磁石を使って実験してみると・・・
横に4倍もの長さに引き伸ばしても千切れず、また液体を入れたケース内で上から磁石をかざすと、液体を飛び出し空気中に飛び出しても形を保ったまま。縦にも伸びる液体金属が出来上がった。
通電も可能ということで、将来はロボットなどの分野での活躍が期待される。
液体金属で出来たロボットももしかしたら現実になるかもしれないが、『ターミネーター』のように人間を襲うようなマネだけはご勘弁願いたい。
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参照・画像出典:YouTube(American Chemical Society)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
記事提供:ViRATES