お客様との距離を縮めるためには、ただ漫然と接客をするだけでは難しいものがあります。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者で人気コンサルタントの佐藤きよあきさんが、お客様と店員が親しくなるための「ちょっとしたコツ」を紹介しています。
さりげなく、ちょこっとプレゼント!
お客さまと親しくなるのは、難しいものです。常連さん、そしてお友だちとなるまでには、いくつもの段階を経て、ゆっくりとじっくりと進むものです。
しかし、もっとも難しいのはキッカケです。話しかければ良いというものでもなく、タイミングが悪ければ、以後敬遠されてしまいます。お客さまが笑顔で迎え入れてくれるような、雰囲気が必要なのです。
「売り込まれる」という印象を与えない、キッカケづくりが大切です。
そのひとつとしてお奨めなのが、ささやかなプレゼントをお渡しすることです。お客さまの精神的な負担にならないような、ちょこっとプレゼントです。
小さな子どもに飴玉を渡すような、気軽なもので良いのです。旅行のお土産をバラしたものや100円ショップで買ったものでも構いません。ちょっと気の利いたもので、話のキッカケになれば良いのです。できれば、会話のネタとなるようなプレゼントを選んでください。
ささやかな品ひとつで、お客さまとの壁は一気になくなります。次回、お客さまが来た時には、お互いが笑顔であいさつしているはずです。
接客時の会話内容をお礼状に!
常連さんにお礼状を書いているでしょうか。来てくれることが当たり前になっているので、改めて礼を言うことを忘れてはいないでしょうか。
日頃から感謝の気持ちを言葉にしていても、お礼状というカタチで送られてきたら、お客さまはより親しみを感じてくれます。自身もお客さまへの感謝を再認識し、気を引き締めることができます。
時々で構わないので、ぜひお礼状を出してください。
お礼状には、ただ感謝の言葉を述べるだけではなく、“ひと言”を添えるようにしましょう。趣味や家族のことなど、何でも良いのですが、難しいと感じるのなら、前回来てもらった時の会話内容を盛り込んでみてください。
「お孫さんの可愛いお話、また聞かせてください」
「次回の釣り、大物だといいですね」
こうした内容が書かれていると、お客さまは「自分のことをわかってくれている」と感じ、再来店に繋がるのです。そのためにも、「お客さまとの会話の記録」を習慣にしましょう。
お礼状のためだけではなく、商売のヒントもたくさん隠されているので、ぜひ始めてください。
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