知っているようで知らない、「創業」と「設立」の違いと使い分け

無題のデザイン (8)
 

葬儀司会者として、故人を偲ぶナレーション原稿を日々執筆している瑠璃さんが、メルマガ『瑠璃の葬送日記&葬儀ナレーション例文』の中で展開している「似ているんけど、微妙に違う言葉」を紹介するコーナー。今回は、故人を偲ぶための原稿ではよく使われる、「創業」と「設立」の意味と違いをわかりやすく解説。微妙ではなく「明確」な違いがあるため、しっかりと使い分けを意識すべき言葉だということがわかります。

ことばのちがい:「創業」と「設立」

日常生活やお手紙、司会業で、ひょっとしたら遭遇するかもしれない、特に我々の場合、ナレーション作成の際に遭遇しそうな「意味や字画、響きが似ているんだけど、微妙に違う」そんな言葉をご紹介するコーナーです。今回は「創業」と「設立」

会社概要などでよく見かける「創業」と「設立」。この2つの言葉には明確な違いがあるのをご存じでしょうか。

「創業」は、事業を始めること。「設立」は会社や組織を立ち上げること。という意味になります。「創業日」と「設立日」が違う場合は、その事業を始めた日や店を開いた日が「創業日」で、事業が拡大し、会社を作って登記した日が「設立日」です。

「創業」は商売に関連する場合に限定して使われる傾向もあります。NPOといった営利目的でない事業を始めても「創業」とはなりません。一方「設立」はその事業の内容に関係なく、会社や組織に関係する場合にのみ使われます。

設立は、会社法に基づき株式を発行し、定款を作成して公証人の認証を受け、商業登記を行った上で会社組織を立ち上げることを意味します。つまり事業を開始したときなのか、それとも組織を新たに立ち上げたときなのか、という使い分けです。

会社の創業者だった故人様や、個人事業主、自営業だった故人様、NPO法人を立ち上げた故人様のご紹介で「ご自身**歳の頃、**商店をご創業」「平成**年、株式会社**を設立」という、よくあるご紹介で恥をかくことのないよう、創業や設立という言葉の使い方を正しく理解し、適切に使い分けましょう。

我々の無知や誤解は、我々だけが恥をかくならまだしも、葬儀社様や喪主様に恥をかかせることにもなるのですから。

image by: AOME1812, shutterstock.com

瑠璃『瑠璃の葬送日記&葬儀ナレーション例文』

『瑠璃の葬送日記&葬儀ナレーション例文』

著者/瑠璃(葬儀司会者)
葬儀司会者目線で綴る印象に残ったお葬式の風景や、葬儀ナレーション サンプルの紹介、季節の言葉とその活用例など、葬儀司会者のお助け情報盛りだくさんでお届けする葬儀業界に特化したメールマガジンです。当メルマガで紹介したナレーションパーツや例文はご自由にお使いいただいて構いません。

印刷する

人気のオススメ記事

  • PR ねぇアタシって何点?知っておきたい、自分の将来の「可能性」
    ねぇアタシって何点?知っておきたい、自分の将来の「可能性」
    (株式会社J.Score)
  • 知っているようで知らない、「創業」と「設立」の違いと使い分け
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け
  • ついでに読みたい