誰が「安倍前首相を逮捕せよ」の大号令をかけたのか?黒幕候補4つ

2020.11.25
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by gyouza(まぐまぐ編集部)
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安倍晋三前首相が主催した「桜を見る会」前日に安倍氏の後援会が開いた前夜祭を巡って、東京地検特捜部が安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情を聴いたことが判明し、永田町周辺では「安倍逮捕か?」と、にわかに騒がしくなっている。計800万円超の補填が安倍前首相が指示したのか否かに注目が集まっているが、そもそも今回の急展開のきっかけとなった証拠を誰がリークしたのだろうか? 国会で厳しい追及を受けたにも関わらず重く閉じたままだったはずの「桜ゲート」を開いた「黒幕」の正体を追った。

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黒幕その1:裏切りの菅義偉による「安倍切り」か?

「モリカケ問題」から「桜を見る会」まで、女房役として安倍前首相を擁護し続けていた前官房長官の菅義偉首相だが、実は安倍氏とは「不仲説」が囁かれている。その決定打となったのが「河井夫妻」と「IR問題」だろう。

昨夏の参院選の広島県選挙区で、岸田文雄元外相の息がかかった溝手顕正候補にあてて、河井克行元法相の妻・河井案里を送り込んだ菅氏だったが、河井氏側に自民党本部から1.5億円もの選挙運動資金が投入されたことが明るみになり、大規模な買収がおこなわれた疑惑が浮上。安倍氏も案里氏の応援に駆けつけていたが、その後この選挙が「河井夫妻選挙違反事件」に発展すると、克行氏を無理やり入閣させたのも案里氏を推したのも菅氏だとばかりに、河井夫妻の件からは距離を置いていた。

また、IR問題をめぐっては、菅氏のお膝元・横浜市へのカジノ誘致も取り沙汰され、法整備の部分でも随分と肩入れをしてきたが、秋元議員による汚職事件で10年ぶりの現職国会議員逮捕の事態となり、IRを推し進めてきた菅氏の周囲は「四面楚歌」とも言える状態だった。

数々の「疑惑」に対してさんざん擁護してもらっておきながら、菅氏の身内のために力を貸さなかった安倍氏への恨みは、この頃からマグマのように溜まり始めていたのかもしれない。

本来、安倍氏の汚職は「元女房役である菅首相にもダメージが及ぶ」と考えるのが常識だ。しかし、今回論点になっているのは河井夫妻でもIRでもなく、安倍氏の後援会による「桜を見る会」前夜祭。菅氏にとっては、ギリギリのダメージコントロールが効く案件とも解釈できるだろう。

新型コロナ「第3波」によるGoTo見直しや感染者急増などの困難に直面する菅政権にとって、肉を切らせて骨を断つ「安倍切り」で支持率の急回復を狙っている可能性も否定はできない。

メルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』の著者でジャーナリストの山岡俊介氏は、ツイッターに「今回の捜査は菅首相の安倍切り。だから菅首相にも支障が出る河井夫婦1・5億円には手を付けず。それで検察のメンツも立ち、菅の支持率も高まる。菅首相の非情さ? 公設第一秘書逮捕で安倍は連座で失職かその前に辞職が落しどころ」との持論を投稿している。

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