日本全国に数多くの飲食店が存在していますが、お店選びは「サービスの良さ」が決め手になることもありますよね。しかし「度を越している!」と、お客さんが躊躇してしまうほどのサービスを提供するお店が千葉県にあるようです。今回のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の中で、そのお店のマーケティングと店主の心意気を紹介しています。
ワンオペ厨房の問題解決!?麺類を頼むと、「炒飯食べ放題」がついてくる!
ここは、お金の無い人のための「大人食堂」なのか?
そんな思いに駆られるお店が、千葉県南房総市にあります。
麺類を頼むと、「炒飯食べ放題」がついてくるのです。つまり、無料。
一番安い500円のラーメンを頼んでも、炒飯は食べ放題となります。
こんな嬉しいサービスのお店は、どこにもありません。
というより、度を越していると言っても良いでしょう。
麺類を頼むと、麺類が来る前に、大きな器に盛られた炒飯が運ばれてきます。
そこから、好きなだけ取ることができます。
なぜ、これほどまでの大盤振る舞いをしているのでしょうか。
サービスの発端は、厨房をひとりで切り盛りするためにはどうすれば良いかを考えたことです。
その答えが、注文の多い炒飯をあらかじめ作っておくことでした。
欲しいお客さまが、勝手に食べるようにしておけば、ひとつひとつ作る手間は掛かりません。
手間を掛けない代わりに、無料にしたのです。
わかるようで、よくわからない理屈なのですが、店主もあまり深くは考えていないようです。
「採算は?」の問いに、「あまり深く追求しちゃダメ」。「赤字では?」「あんまり気にしない男だから」。
ギリギリでも生活できれば良いという考えのようで、お客さまが喜んでくれれば、それが嬉しいと言います。