大嘗祭の「斎田」決まる=栃木・高根沢と京都・南丹-宮内庁発表

2019.09.18
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by 時事通信

斎田に決まった水田を指さして笑顔を見せる大田主の中川久夫さん=18日午後、京都府南丹市

斎田に決まった水田を指さして笑顔を見せる大田主の中川久夫さん=18日午後、京都府南丹市

 宮内庁は18日、11月の大嘗祭で使われる新米の産地の「(さいでん)」が、栃木県高根沢町と京都府南丹市の田に決まったと発表した。近く米の収穫儀式「抜穂(ぬきほ)の儀」が行われる。
 東日本の「悠紀(ゆき)田」は栃木県高根沢町の石塚毅男さん(55)所有の水田(1227平方メートル)。西日本の「主基(すき)田」は京都府南丹市八木町の水田(2695平方メートル)で、中川久夫さん(75)ら地元の生産組合が所有している。
 の都道府県は、5月の「点定(てんてい)の儀」で決定。宮内庁は今月3日、両府県の農協中央会の推薦を受け、18日に天皇陛下にの決定を報告。各農協中央会に電話連絡し、「大田主(おおたぬし)」の石塚さんと中川さんに通知文を郵送した。



 銘柄は石塚さんが「とちぎの星」、中川さんが「キヌヒカリ」で、精米約180キロ、玄米約7.5キロをそれぞれ納入する。
 二つの斎田で栽培された新米は、11月14日から15日にかけて皇居・東御苑で行われる大嘗祭で供えられ、天皇陛下が直接口にされる。
 石塚毅男さんのコメント 責任の重さに身が引き締まる思い。全身全霊をかけて取り組みたい。
 中川久夫さんのコメント 献上米を作ることになるとは思ってもみませんでした。大変名誉なことで、選んでいただいたことを光栄に思っています。(2019/09/18-20:01)

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