臨時国会から会派合流=野党3党派が合意、結束に課題
立憲民主党の枝野幸男、国民民主党の玉木雄一郎、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の野田佳彦各代表が19日、国会内で会談し、10月4日召集の臨時国会から衆参両院で会派を合流させることで合意した。政権打倒へ旧民進党勢力が結集した形だが、政策面での意見の隔たりや参院選のしこりなどが残っており、結束が保てるかが課題となる。
会談後に会派運営協議会を開催し、会派の名称や人事を決定した。会派名は衆院が「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」、参院は「立憲・国民・新緑風会・社民」。勢力は全員が合流すれば、衆院117人、参院61人の規模となる。参院会派には社民党も参加する。
衆院会派の国対委員長は立憲、国対委員長代行は国民民主からそれぞれ充てる。立憲は19日に入党した安住淳元財務相を党国対委員長に起用すると決めた。
参院側では、合流会派の会長に立憲の長浜博行参院議員会長、幹事長に国民民主の大塚耕平参院議員会長が就く。
協議会後、枝野氏は玉木、野田両氏と共に記者会見し「野党が大きな構えで、より力強く(政府と)対峙(たいじ)していく」と強調した。(2019/09/19-19:30)