中部空港LCCターミナル開業=訪日客取り込みに期待

2019.09.20
0
by 時事通信

開業した中部国際空港第2ターミナルの出発ロビー=20日午前、愛知県常滑市

開業した中部国際空港第2ターミナルの出発ロビー=20日午前、愛知県常滑市

 中部国際空港(愛知県常滑市)の格安航空会社(LCC)専用となる第2ターミナルが20日、開業した。LCC専用としては成田、関西に続く3カ所目。中部地域への訪日旅行客取り込みの一翼を担うことが期待される。
 第2ターミナルは2018年5月に着工、今年7月に完成した。2階建て2棟構成で、延べ床面積は4万5000平方メートル。年間450万人の旅客に対応できる。
 同日午前4時40分の開業前には、入り口に列をつくる航空ファンの姿も。午前3時から並び一番乗りとなった横浜市の会社員、安藤丈裕さん(44)は、台北への日帰り旅行を楽しむ予定。記念品を受け取って出発ロビーに入り、「真ん中に柱がないので、すっきりしていて広く感じる」と印象を話した。
 午前5時半には、マニラ発のジェットスター・ジャパン便が最初に到着。中部空港は2回目というフィリピン出身のジェイセル・ナタナワンさん(25)は「第1ターミナルよりシンプルで分かりやすくなって良かった」と安心した様子だった。
 中部空港の犬塚力社長は「増え続ける訪日客の需要を取り込むと同時に、中部地域の観光の魅力を一層広めたい」と話した。(2019/09/20-13:32)

print

人気のオススメ記事