新ワクチンの安全性諮問=豚コレラ防止、食安委に-農水省

2019.09.24
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by 時事通信

 農林水産省は24日、家畜伝染病「豚コレラ」のまん延防止策の一環として、新型の「マーカーワクチン」を接種した豚の肉製品の安全性を内閣府食品安全委員会に諮問した。通常のワクチンは感染した豚と接種した豚の区別が付かず、新たな発生を見逃す恐れがあるが、新ワクチンは検査により識別が可能で、こうしたリスクを低減できる。
 農水省は安全性や有効性が確認されれば、感染防止対策の一つとして活用する考え。食安委の専門調査会が安全性を検証し、早ければ年内に結論を出す。その後、同省が数カ月間の実証実験を行い、有効だと認められれば、投与できるようになる。(2019/09/24-18:43)

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