「ラガール」も盛り上がり=過去のファン再燃も-ラグビーW杯

2019.09.23
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by 時事通信

バーに集まるラグビーファンの女性たち=12日、東京都豊島区

バーに集まるラグビーファンの女性たち=12日、東京都豊島区

 熱戦が繰り広げられているラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。男性色が強いイメージがあるが、ラグビーファンの女性「ラガール」は意外に多い。五郎丸歩選手らが活躍した2015年大会を機にファンになった人や、子育てを終えて観戦熱が再燃する人も。ラガールたちは「ぶつかり合いを一度見るとはまる」と口をそろえ、W杯に熱中する。
 今月12日、東京都内のラグビー関係者やファンが集うバーで開かれた「ラガールデー」には、30人を超える女性が来店。大会公式マスコット「レンジー」をあしらったネイルを見せ合ってラグビー談義に花を咲かせ、スポーツジャーナリストの講演では熱心な質問が飛んだ。


ラグビーワールドカップの公式マスコット「レンジー」のネイルをした女性=12日午後、東京都豊島区

ラグビーワールドカップの公式マスコット「レンジー」のネイルをした女性=12日午後、東京都豊島区

 「子育てが終わって何か熱中できるものを探したら、ラグビーだった」と話すのは、東京都の会社員菊池美樹子さん(54)。かつては大学ラグビーをよく見ていたという。ラグビーファンの夫につられて試合を見るにようなった千葉県の会社員横山亜希子さん(39)は、「最初は取っ掛かりにくいが、見るとはまる」と魅力を訴える。
 恋人や配偶者、子供の影響などでラグビーに関心がある女性は、以前から一定数いたようだ。日本代表のジャージーなどを提供する「カンタベリーオブニュージーランドジャパン」の東京・青山店では、来店客の3、4割が女性。店員は「家族で来てかわいい商品を購入していく女性が多い。増えたというより、もともと多い」と話す。
 30代主婦を読者層とするファッション誌「VERY」は、「ファミリーラグビー=ファミラグ」と題して、4号連続で特別連載を企画した。関連イベントも大きな反響があったという。今尾朝子編集長は「ラグビーは知れば知るほど家族で楽しめるスポーツ。ラグビーイコール、コアなファンが楽しむというイメージから変わってきている」と分析している。(2019/09/23-07:07)

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