「N-BOX」1強、崩せるか=各社猛追、軽自動車の競争激化

2019.10.05
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by 時事通信

各社の軽乗用車。左上から時計回りにホンダ「N―BOX」、ダイハツ工業「タント」、スズキ「スペーシア」、日産自動車「デイズ」(各社提供)

各社の軽乗用車。左上から時計回りにホンダ「N―BOX」、ダイハツ工業「タント」、スズキ「スペーシア」、日産自動車「デイズ」(各社提供)

 価格が手頃で小回りが利くため、利用者に人気が高い軽乗用車の販売競争が激化している。の軽ワゴン「N-BOX」は9月まで25カ月連続で国内の新車販売台数の首位を独走。他の自動車メーカーは「1強状態」を突き崩すため、新型の軽を投入し、追い上げを図っている。
 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が4日発表した2019年度上半期(4~9月)の車名別の新車販売台数で、軽は上位4車種を独占。いずれも車高が高く、室内空間を広げた「ハイトワゴン」と呼ばれるタイプで、子育て世帯などに根強い人気がある。
 N-BOXは17年9月に全面改良し、安全装備を充実させた。新型車効果は通常1年程度と言われるが、2年たっても売れ行きは衰えず、同業他社は畏敬の念を込めて「化け物」(自動車大手関係者)と呼ぶ。19年度上半期も3年連続でトップだった。ホダはこの日、部分改良で安全性能をさらに高めたモデルを発売しており、てこ入れにも抜かりがない。
 追い掛けるダイハツ工業は今年7月に主力軽「タント」を全面改良。運転席のスライド範囲を広げ後部座席での乳児の世話をしやすくするなど、使い勝手を高めた。奥平総一郎社長は「何とか1位を確保したい」と意気込んでいる。
 タントは8月、新型車効果で2位に浮上し、首位のN-BOXに約1400台差まで詰め寄った。9月も前年同月比84.3%の大幅増となったが、追われる立場のN-BOXも26.4%増と快走し、差は約6600台に拡大。首位交代のハードルは低くない。
 また、は3月に軽ワゴン「デイズ」を全面改良。レーダーで前方車両を検知し、高速道路で一定の車間距離を保つ安全機能を搭載した。も昨年12月に燃費性能が高い軽ワゴン「スペーシア」にスポーツ用多目的車(SUV)を意識したデザインのモデルを追加。各社は今後も軽の新型車を相次ぎ投入する見通しで、軽市場は一段と活性化しそうだ。(2019/10/05-07:33)

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