8月家計支出、1.0%増=駆け込み需要目立たず-総務省

2019.10.08
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by 時事通信


 総務省が8日発表した8月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は29万6327円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.0%増加した。プラスは9カ月連続。暑い日が続きエアコンなどの消費が好調だった。
 同省は消費動向の基調判断を「持ち直している」と据え置いた。消費税増税を前にした駆け込み需要は目立たなかったという。
 エアコンに関しては、涼しかった7月の反動もあった。好天を背景に旅行需要が高かったほか、軽自動車を中心に自動車購入も伸びた。
 一方、消費税率引き上げ前の駆け込み需要について、同省統計調査部は2014年の前回増税時と比べ、「明確な動きはない」と指摘。その上で「9月に入ると、ある程度見られるのではないか」との見通しを示した。(2019/10/08-10:18)

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