参院埼玉補選が告示=N国党首と前知事出馬

2019.10.10
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by 時事通信

参院埼玉選挙区補選への立候補に当たり記者会見したNHKから国民を守る党の立花孝志党首=10日午前、埼玉県庁

参院埼玉選挙区補選への立候補に当たり記者会見したNHKから国民を守る党の立花孝志党首=10日午前、埼玉県庁

 参院埼玉選挙区補欠選挙が10日、告示された。NHKから国民を守る党党首の氏(52)と、無所属で前埼玉県知事の上田清司氏(71)が立候補を届け出た。自民党などの独自候補見送りにより、与野党対決の構図とならず、選挙結果が国政に及ぼす影響は限られそうだ。
 補選は7月の参院選後初の国政選挙。8月の埼玉県知事選で初当選した大野元裕氏の参院議員辞職に伴う。27日に投開票される。


参院埼玉選挙区補選の出陣式で演説する上田清司氏=10日午前、JR浦和駅前

参院埼玉選挙区補選の出陣式で演説する上田清司氏=10日午前、JR浦和駅前

 立花氏は主要政党が独自候補を擁立しなかったことを批判し、告示の2日前に出馬表明。立候補届け出により参院議員=比例代表=を自動失職した。10日は県庁で記者会見し、「(1日の)消費税増税後初の国政選挙だ。5%に戻すべきだ」と主張した。
 上田氏は政党の推薦や支持を受けない方針で、上田県政を支えた立憲民主、国民民主両党が自主的に支援する。自民党は知名度が高い上田氏に対抗馬を立てず、自主投票とした。上田氏が憲法改正に前向きとみて、選挙後の連携もにらむ。上田氏は10日、さいたま市で出陣式に臨み、「知事16年の経験がある。県と国政の架け橋にならせてほしい」と訴えた。(2019/10/10-11:49)

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