安倍首相「救助、捜索に全力を」=政府が非常災害対策本部-台風19号
政府は13日、台風19号による被害を受け、非常災害対策本部を設置し、首相官邸で初会合を開いた。会議では(1)迅速な情報収集(2)人命救助第一(3)被害拡大防止-など7項目の方針を確認。安倍晋三首相は「とにかく人命第一だ。浸水で孤立した住宅からの救助、安否不明者の捜索に全力で当たってほしい」と指示した。
同本部の設置は昨年の西日本豪雨以来。千葉県を中心に大規模停電などの被害を出した先月の台風15号では設置されず、野党などが批判していた。
会議では警察、消防、自衛隊など11万人超が救出と捜索活動に当たっていることが報告された。首相は「被災者の救出救助、電気や水道などライフラインの早期回復に全力で当たってほしい」と強調。水や食料、段ボールベッドなど避難所への支援物資の提供にも万全を期すよう求めた。(2019/10/13-21:14)