北陸新幹線120両浸水=山手線など前倒し再開-JR
JR東日本は13日、台風19号の大雨で千曲川が氾濫し、近くにある北陸新幹線の長野新幹線車両センター(長野市)が浸水したと発表した。同新幹線の全車両の3分の1に当たる10編成120両が水に漬かり、ダイヤに影響が出るという。
同社によると、13日に東京-長野間の上下線で臨時列車計4本を運行。14日以降は当面、本数を減らして同区間を折り返し運転する。
12日から計画運休を実施したJR各線は、順次運転を再開した。東海道新幹線は13日の始発から運行。通常より速度を落とし、上下線で計39本に遅れが出た。東北新幹線は線路に土砂が流入したものの、午後4時ごろ再開。上越新幹線も再開した。
在来線のうち、土砂流入があった中央線は、一部区間で14日以降も運転を見合わせる。茨城と福島を結ぶ水郡線では、増水で橋桁が流失した。
山手線や横浜線、中央・総武線、常磐線などは13日昼ごろとしていた再開予定を繰り上げ、午前中に運転を再開した。
国土交通省によると、全日本空輸や日本航空などは13日の国内線で計800便以上の欠航を決定。成田、羽田両空港では利用者の滞留抑制のため12日に着陸禁止の措置が取られたが、13日未明に解除された。(2019/10/13-19:14)