北陸新幹線120両浸水=山手線など前倒し再開-JR

2019.10.13
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by 時事通信

浸水した新幹線の車両=13日午後、長野市(時事通信特別機より)

浸水した新幹線の車両=13日午後、長野市(時事通信特別機より)

 JR東日本は13日、台風19号の大雨で千曲川が氾濫し、近くにある北陸新幹線の長野新幹線車両センター(長野市)が浸水したと発表した。同新幹線の全車両の3分の1に当たる10編成120両が水に漬かり、ダイヤに影響が出るという。
 同社によると、13日に東京-長野間の上下線で臨時列車計4本を運行。14日以降は当面、本数を減らして同区間を折り返し運転する。


台風19号の上陸から一夜明け、JR横浜駅の改札前で運転再開を待つ人たちと、対応する職員(左)=13日午前、横浜市西区

台風19号の上陸から一夜明け、JR横浜駅の改札前で運転再開を待つ人たちと、対応する職員(左)=13日午前、横浜市西区

 12日から計画運休を実施したJR各線は、順次運転を再開した。東海道新幹線は13日の始発から運行。通常より速度を落とし、上下線で計39本に遅れが出た。東北新幹線は線路に土砂が流入したものの、午後4時ごろ再開。上越新幹線も再開した。
 在来線のうち、土砂流入があった中央線は、一部区間で14日以降も運転を見合わせる。茨城と福島を結ぶ水郡線では、増水で橋桁が流失した。


台風19号の影響で運転見合わせとなっている東北新幹線の再開を待つ人たち=13日午後、JR盛岡駅

台風19号の影響で運転見合わせとなっている東北新幹線の再開を待つ人たち=13日午後、JR盛岡駅

 山手線や横浜線、中央・総武線、常磐線などは13日昼ごろとしていた再開予定を繰り上げ、午前中に運転を再開した。
 国土交通省によると、全日本空輸や日本航空などは13日の国内線で計800便以上の欠航を決定。成田、羽田両空港では利用者の滞留抑制のため12日に着陸禁止の措置が取られたが、13日未明に解除された。(2019/10/13-19:14)

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