大分、観客輸送に注力=官民一体で「おもてなし」-ラグビーW杯

2019.10.16
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by 時事通信

英語などで表記されたタクシー料金のカード。運転手に配布された=9日、大分市

英語などで表記されたタクシー料金のカード。運転手に配布された=9日、大分市

 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会の開催都市では、円滑な観客輸送に力を入れてきた。1次リーグ3試合、準々決勝2試合の計5試合の舞台、大分スポーツ公園総合競技場のある大分は、官民一体となった受け入れ態勢を整備。国内外から大勢のファンが訪れるビッグイベントに対応している。
 渋滞解消のため県が採用したのは、海外ではおなじみのパークアンドライド方式。車社会の地方では有効な手段で、福岡、熊本などでも用いられた。自家用車などで指定の駐車場に乗り入れ、その先はシャトルバスで移動する。確保した8カ所の駐車場には約3000台が駐車可能。ピストン輸送するバスは県内外から約400台を用意した。
 最初の試合となった2日のニュージーランド-カナダ戦で、試合後にバスが次々に駐車場に到着して混乱。この対策として、大分県警の協力で道路の信号機のタイミングや時間を調整した。これでバスが適度な間隔を保ち、5日のオーストラリア-ウルグアイ戦からスムーズな輸送を実現した。
 訪日外国人旅行者への意識は民間でも強い。JR大分駅周辺からスタジアムまでのタクシーの乗車料金を統一し、英語、フランス語など数カ国語で書かれたカードを運転手に配布した。
 年配の運転手は「統一料金というのが口コミで伝わり、外国人客の利用も増えてきた」。大分県ラグビーW杯2019推進課の高橋強課長は、「試合の高揚感を壊さないよう移動してもらうのが大事。心を込めたおもてなしが、欧米をはじめ、世界中の人々に大分を知ってもらうことにつながる」と語った。(2019/10/16-05:43)

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