「ほっと」「疲れ取れる」=台風被災者に温泉開放-福島・岳

2019.10.16
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by 時事通信

被災者に無料開放された「mt.inn」の大浴場=16日午前、福島県二本松市

被災者に無料開放された「mt.inn」の大浴場=16日午前、福島県二本松市

 福島県二本松市の岳温泉で、台風19号の被災者向けに温泉の無料開放が始まった。「疲れが取れる」。寒さが本格化する中、近隣の本宮市や郡山市などの住民が訪れ、つかの間のぬくもりに心と体を温めている。
 16日は朝から被災者が訪れた。母親と共に利用した二本松市の原田裕子さん(56)は「温泉に入ってほっとした気分になった」。自宅に被害はなかったものの、断水が続き風呂に入れなかったという。同市の自営業佐久間淳さん(32)は、インターネット交流サイト(SNS)で知り訪れた。「これまで風呂に入れなかったから助かった。疲れとあかが取れた」と話した。
 ホテル「空の庭リゾート」でも大浴場を無料で開放。家族4人で来た田村市の会社員宗像はるみさん(44)は「水が使えず、ウエットティッシュで体を拭くしかなかった。温泉に入り、精神的にも楽になった」と笑顔を見せた。
 無料開放は旅館協同組合などが呼び掛け、旅館やホテル9軒が参加して15日から始めた。旅館「mt.inn(マウントイン)」番頭の斎藤智さん(53)は「困っているときはお互い様だ」と語る。
 県内ではこのほか、いわき市や南相馬市、須賀川市などでも入浴施設が開放されている。(2019/10/16-20:32)

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