次世代車が一堂に=東京モーターショー開幕
国内最大の自動車見本市「東京モーターショー」が24日、東京ビッグサイト(東京都江東区)などで開幕した。電気自動車(EV)や人工知能(AI)搭載車といった次世代のクルマが一堂に会し、未来の移動手段(モビリティー)を体感できる場となる。
自動車各社は今回、世界的に開発競争が激化しているEVに力を入れている。トヨタ自動車は、AIとドライバーが対話する機能を備えた試作車「LQ」や、2人乗りの超小型タイプを出展。日産自動車はスポーツ用多目的車(SUV)の「ニッサン アリア コンセプト」、ホンダは都市部の移動を想定した「ホンダe」をそれぞれ展示する。マツダも同社初の量産タイプ「MX-30」を公開する。
一般公開は25日から11月4日まで。入場料は当日券が大人2000円(前売り1800円)、高校生以下は無料で、100万人の来場を目指している。
モーターショーを主催する日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ社長)は、24日午前の開会式で「これからの車は(自動運転や電動化など)CASEと呼ばれる技術革新であらゆるモノ・サービスとつながり、社会システムの一部になる」とあいさつした。(2019/10/24-12:09)