英名門ラグビー校、日本進出へ=22年開校、球技発祥
【ロンドン時事】英名門私立ラグビー校は25日、2022年秋に日本に姉妹校を開くと発表した。ラグビー校は450年以上の歴史を持ち、球技のラグビーの発祥の場所としても知られる。英名門私立校が日本校を開校するのは初めてとなる。
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会が佳境を迎える中、ラグビー校はツイッターの公式アカウントで「今年のラグビーと日本のもう一つのつながりだ」と強調した。
発表によると、日本校は中高一貫の男女共学で、定員は750人。通学生と寄宿生の双方を受け入れる。東京に設立されるが、関西と北海道にもキャンパスを置く。英語での教育が中心になるとみられる。
ピーター・グリーン校長は声明で「ラグビー校は学究的だが、生徒たちが自信を持ち、多くの可能性にあふれた人生に好奇心を持つように育てる」と述べた。
ラグビー校は1567年設立。1823年、生徒のウィリアム・ウェッブ・エリスが当時のフットボールの試合中にボールを手に抱えて相手ゴールに向けて走ったことがラグビーの発祥とされている。ラグビー校は17年にタイでも開校しており、日本校は英国外では2例目となる。(2019/10/25-23:43)