青森銀とみちのく銀、包括連携へ=業務効率化で収益底上げ

2019.10.28
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by 時事通信

 ともに青森県を地盤とするは28日、包括的な連携に向け検討を開始することで合意したと発表した。人口減少や超低金利を背景に厳しい収益環境が続く中、業務の効率化を進め、収益を底上げするのが狙い。
 地銀をめぐっては、と横浜銀行、と福邦銀行がそれぞれ提携したほか、もSBIグループからの出資受け入れに踏み切るなど、収益基盤の底上げに向けた提携が各地で相次いでいる。今後もこうした動きが続きそうだ。
 青森銀とみちのく銀は、これまでも現金自動預払機(ATM)の一部共同化などを進めてきたが、生き残りに向け連携を強化する必要があると判断。今後はATM利用手数料の相互無料化や商談会の共同開催、書類や事務・管理業務の共同化などを検討する。
 一方、包括連携に伴う店舗網の見直しは行わない考え。資本提携や将来の経営統合に関しては「一切検討していない」(みちのく銀)と説明している。(2019/10/28-21:39)

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