籠池夫妻に懲役7年求刑=森友学園補助金詐取-大阪地裁

2019.10.30
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by 時事通信

論告求刑公判を終え、記者会見する被告の(右から)籠池泰典、諄子夫妻=30日午後、大阪市北区の司法記者クラブ

論告求刑公判を終え、記者会見する被告の(右から)籠池泰典、諄子夫妻=30日午後、大阪市北区の司法記者クラブ

 学校法人森友学園をめぐる補助金詐取事件で、詐欺罪などに問われた籠池泰典(66)、妻諄子(62)両被告の論告求刑公判が30日、大阪地裁(野口卓志裁判長)で行われた。検察側は「だます意図は明確」などと述べ、籠池被告と諄子被告ともに懲役7年を求刑した。
 弁護側の最終弁論も同日行われ、公判は結審した。判決は来年2月19日。
 論告で検察側は、諄子被告が業者に国の補助金を多めにもらうように指示し、籠池被告も業者に「うそも方便やで」などと話したと指摘。「だます意図は明確だ」と非難した。
 大阪府と大阪市の補助金についても、繰り返し不正請求をしていたと指摘し、「常習性がある。詐取するための偽造工作もしており悪質だ」と批判。一連の犯行について「教育者としてやる行為ではない」と述べた。
 籠池被告の弁護側は最終弁論で、詐欺罪は成立せず、補助金適正化法違反にとどまると主張。不正受給した補助金は私的流用せず、教育の向上に充てており悪質性もないとした。
 両被告は結審後に記者会見。籠池被告は3月から始まった公判を振り返り、「(検察は)ストーリーを自分で作り、そうでないものは排除する。冤罪(えんざい)が出てくるのは当然だと思った」と述べた。諄子被告は、「全て籠池が悪いという感じ。政権に逆らうとこんなことになるというのは民主国家とは違う」と訴えた。
 起訴状によると、両被告は2016~17年に小学校建設費を水増し申請し、国の補助金計約5600万円を詐取。11~16年度には、障害で支援が必要な幼稚園児や専任教員の数を偽って申告し、府などから補助金計約1億2000万円をだまし取るなどしたとされる。(2019/10/30-19:11)

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