ラグビーW杯、運営面で東京五輪に役立つか=台風対策など貴重な知見

2019.11.05
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by 時事通信

 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会が閉幕した。日本代表の活躍もあり、チケットは99%以上が売れて大会は成功した。一方、台風の影響で初めてW杯の試合が中止となるなど、課題も出た。来夏の東京五輪・パラリンピックに向け、運営面では今回のW杯が教訓となりそうだ。
 台風シーズンに開催されたラグビーW杯。国際統括団体ワールドラグビー、大会組織委員会でも台風などの自然災害のリスクを考慮し、災害で開催不可能となった場合の対応はあらかじめ決めていた。1次リーグの場合は順延はせず、中止となれば両チームが引き分け扱い。組織委の嶋津昭事務総長は「1次リーグは日程が詰まっていて予備日がない。中止は避けたいが仕方がなかった」と説明した。
 台風19号の影響により、3試合が開催不可能と判断。日本―スコットランド戦など2試合は当日まで会場など周辺を調査し、実施を決めた。開催に当たっては、会場の清掃や片付けなどで運営関係者の努力が大きかった。
 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会でも、全会場で緊急時対応計画を用意する方針。共通の会場もあるラグビーW杯の具体的な対応を、貴重な知見として役立てようとしている。
 ラグビーW杯では会場には全ての飲食物が持ち込み禁止だったが、一部売店で食べ物が早く売り切れて不満が続出。大会期間中に個人で消費できる食品の持ち込みは許可された。東京五輪組織委もこれを参考に、どこまでの飲食物を持ち込み可能にするか検討する。
 日本代表のチームバスが東京都内の渋滞に巻き込まれ、試合当日の会場入りが1時間以上遅れたこともあった。関係者の専用レーンが設けられる東京五輪とは事情が違うが、交通状況と輸送の貴重なデータとして活用できるだろう。(2019/11/05-17:58)

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