新潟県など、原発事故想定し避難訓練 柏崎刈羽で5年ぶり
新潟県などは9日、地震による東京電力柏崎刈羽原発の重大事故を想定した避難訓練を実施した。県が主体となった訓練は5年ぶりで、地域住民ら計約1100人が参加。海上自衛隊などの船舶を使った海上輸送訓練が初めて行われた。
訓練では、震度6強の地震で運転中の7号機が自動停止した後、炉心冷却機能を全て喪失したと想定。原発から5キロ圏内にある柏崎市と刈羽村から住民計約300人が、バスやヘリコプターで村上市などに向かった。道路が寸断されて孤立した場合に備え、海自の多用途支援艦「ひうち」に、住民が小型ボートを経由して乗り移る訓練も行った。(2019/11/09-12:15)