「負傷者多数狙った」 京アニ放火容疑者、任意聴取に

2019.11.11
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by 時事通信

 アニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオ(京都市伏見区)で36人が犠牲となった放火殺人事件で、青葉真司容疑者(41)=さいたま市見沼区、殺人容疑などで逮捕状=が京都府警の任意の事情聴取に「多くの負傷者が出そうだと思ったから、一番多くの人が働く第1スタジオを狙った」と話したことが11日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、青葉容疑者は容疑を大筋で認め、「小説を盗まれたから火を付けた」と動機を説明。さいたま市の自宅を出る時から事件を起こすつもりだったと供述し、「どうせ死刑になる」とも話したという。
 事件後、青葉容疑者が所持していたかばんの中などから複数の包丁が発見されており、同容疑者が「(放火を)邪魔する人がいたら襲うつもりだった」と述べたことも判明した。
 青葉容疑者は放火した際に全身に大やけどを負い、現在も大阪府内の病院に入院中で、府警は回復を待って逮捕する方針。(2019/11/11-10:55)

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