菅氏、「桜を見る会」見直しを検討 招待客の基準明確化―野党は追及チーム初会合

2019.11.12
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by 時事通信

記者会見する菅義偉官房長官=12日、首相官邸

記者会見する菅義偉官房長官=12日、首相官邸

 官房長官は12日の記者会見で、例年4月に開かれる首相主催の「」について、開催要領の見直しを検討する考えを示した。招待客の選定基準を明確にする方向だ。首相が同会を私物化しているとの批判が出ていることから、沈静化を図る狙いがあるとみられる。一方、野党は追及の動きを本格化させた。
 4月13日に催された今年のの開催要領には、招待範囲として「国会議員」や「事務次官等および局長等の一部」などと並んで「その他各界の代表者等」と記されている。野党は首相が「等」を拡大解釈し、多数の後援会関係者を会に招いてきたと批判している。


「桜を見る会」追及チームの初会合で、関係省庁担当者からヒアリングする野党議員=12日午後、国会内

「桜を見る会」追及チームの初会合で、関係省庁担当者からヒアリングする野党議員=12日午後、国会内

 菅氏は会見で、招待範囲を明確化する必要性をただされ「政府として検討していく必要があると思っている」と述べた。政府高官は「指摘を受けているから見直しを検討してみる」と明言した。
 一方、立憲民主党など主要野党は12日、追及チームの初会合を国会内で開き、政府側へのヒアリングを実施した。(2019/11/12-18:38)

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