大嘗祭、今夜から 首相ら招待、未明まで
皇位継承に伴う伝統儀式の大嘗祭が14~15日、皇居・東御苑の大嘗宮で皇室行事として行われる。天皇陛下が新穀と酒などを神前に供え、自らも食して国家、国民の安寧と五穀豊穣(ほうじょう)などを祈られる。
大嘗祭を前に14日午前、「大嘗祭当日賢所大御饌(かしこどころおおみけ)供進の儀」が皇居・宮中三殿の賢所で行われた。大嘗祭の挙行を神前に報告する儀式で、天皇陛下に代わって楠本祐一掌典長が拝礼。皇霊殿と神殿でも同様の儀式が行われた。
14日午後6時半から「悠紀(ゆき)殿供饌(きょうせん)の儀」が行われ、天皇陛下が悠紀殿に入り、栃木県で収穫された米、アワの飯と酒などを神前に供えて拝礼し、御告文(おつげぶみ)を読んだ後、自らも飯と酒を口にする。
引き続き、15日午前0時半から「主基(すき)殿供饌の儀」が行われ、京都府産の新穀が供えられる。
両儀式には皇后さま、秋篠宮ご夫妻ら皇族方が参列。安倍晋三首相ら三権の長や、各界代表など675人が招待されている。(2019/11/14-11:48)