新国立競技場、今月末完成を確認 民営化計画は先送り―閣僚会議

2019.11.19
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by 時事通信

新国立競技場整備の関係閣僚会議で発言する菅義偉官房長官(右端)=19日午前、首相官邸

新国立競技場整備の関係閣僚会議で発言する菅義偉官房長官(右端)=19日午前、首相官邸

 政府は19日、2020年東京五輪・パラリンピックに向けた新国立競技場(東京都新宿区)の関係閣僚会議を首相官邸で開き、今月末の完成見込みを最終確認した。官房長官は「定められた工期、コストの範囲内で完了できる見込みであることを確認できた。計画通りに竣工(しゅんこう)できることは非常に喜ばしい」と述べた。
 同競技場は16年12月に本体工事を着工。12月21日にオープニングイベントを行う。


完成が近づく新国立競技場=10月9日、東京都新宿区(時事通信ヘリより)

完成が近づく新国立競技場=10月9日、東京都新宿区(時事通信ヘリより)

 会議では、当初年内に決める予定だった競技場の民営化計画を、大会後に先送りすることも報告された。政府は大会後、競技場の運営権を民間に売却する方針。しかしセキュリティー確保のため大会前に詳細な図面を示せず、事業者側から「十分な検討ができない」との意見が出ていた。(2019/11/19-12:16)

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