日産、20年度に新型5車種 商品力向上で立て直し

2019.11.26
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by 時事通信

 日産自動車は、経営の立て直しに向け、国内で新型車5車種程度を2020年度に相次いで投入する。最近2年余りでは、今年3月に全面改良した軽乗用車「デイズ」だけしか、国内で新型車を投入していない。商品力を向上させ、低迷が続く国内販売をてこ入れする。
 日産は前会長のカルロス・ゴーン被告の拡大路線やその後の混乱で業績が悪化。国内向けの新車開発に十分な資金を投じられず、開発に出遅れていた。車種構成の見直しによりブランドイメージの刷新も狙う。

 同社の19年度上期の国内販売は前年同期比1.3%減の28万1000台。軽は好調だが、新車が2年以上出ていない小型・普通車は大幅に落ち込んでいる。東京モーターショーに出展した電気自動車(EV)「アリア」や主力車種の全面改良モデルを投入して巻き返しを急ぐ。小型車「ノート」などが含まれるもようだ。
 国内を含む日産の主要市場では、各車種の発売からの期間を示す「車齢」が平均5年を超えている。22年度末までに世界で20の新型車を投入し、約3.5年に引き下げることを目指す。燃費の良いハイブリッド車(HV)技術「eパワー」を搭載した車種も21年度以降に海外で投入する見通しだ。
 19年9月中間連結決算では、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比85%減の316億円と過去20年で最低水準だった。このため業績が振るわない主力市場の米国で値引き販売を抑制するほか、世界で1万2500人超の人員を減らすなど合理化策を進める。不採算車種の選別も急ぎ、22年度末までに全車種のうち10%以上を削減する。(2019/11/26-16:15)

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