鹿児島の本格芋焼酎、最高賞 ライチの香りで魅了―国際酒類品評

2019.11.29
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by 時事通信

焼酎部門最高賞のトロフィーを受け取る濱田光太郎氏=28日、ロンドン

焼酎部門最高賞のトロフィーを受け取る濱田光太郎氏=28日、ロンドン

 【ロンドン時事】世界有数の国際酒類品評会「インターナショナル・ワイン&スピリッツコンペティション(IWSC)」の今年の授賞式が28日夜、ロンドンで行われ、本格芋焼酎で焼酎部門の最高賞を獲得した濱田酒造(鹿児島県いちき串木野市)にトロフィーが授与された。
 最高賞に選ばれた銘柄は、濱田酒造創業150周年を記念して発売された「だいやめ~DAIYAME~」。ライチに似た華やかな香りが最大の特徴。取締役の濱田光太郎氏(25)は取材に「英国のスコッチウイスキーが『国の酒』から『世界の蒸留酒』になったように、焼酎にも世界で戦える潜在能力があると評価されたと思う」と語った。


焼酎部門最高賞を受賞した「だいやめ」を試飲する来場者=28日、ロンドン

焼酎部門最高賞を受賞した「だいやめ」を試飲する来場者=28日、ロンドン

 英中部ヨークを拠点にウイスキー関連業に携わるソフィー・パシュリーさん(23)は「日本酒のような強い粘りはなく、澄んでいて切れがある」と試飲で初めての本格焼酎を楽しんでいた。(2019/11/29-08:48)

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