大規模な旅行キャンセル発生せず 観光業者、先行き懸念も―首里城火災1カ月・沖縄

2019.12.01
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by 時事通信

首里城公園を散策する観光客。奥は火災で焼失した正殿など=11月25日、那覇市

首里城公園を散策する観光客。奥は火災で焼失した正殿など=11月25日、那覇市

 首里城(那覇市)焼失後、沖縄県では大規模な旅行のキャンセルは発生していない。ただ、沖縄を代表する観光スポットであることから、業者からは先行きを不安視する声も漏れる。
 2018年度に同県を訪れた観光客は過去最高の約1000万人を記録。内閣府沖縄総合事務局によると、同年度の首里城公園の入園者数は約280万人で、過去2番目に多かった。
 県の外郭団体「沖縄観光コンベンションビューロー」によると、来年3月までに修学旅行で沖縄を訪れる学校は800校以上(11月1日現在)。修学旅行の多くにこれまでは首里城が組み込まれていたが、訪問予定だった学校には、「県立博物館・美術館」などの施設を紹介しているという。
 りゅうぎん総合研究所の武田智夫・調査研究部長は「地震と異なり沖縄全体が影響を受けたわけではない。シンボルを失ったことの影響は大きいが、数字で表しづらい」と指摘。県幹部も「民間事業者から『キャンセルの影響はない』と聞いている」と話す。
 一方、城周辺の事業者からは懸念する声も上がる。守礼門前で団体客の記念写真撮影をする渡嘉敷昇さん(45)は「インバウンドなどの団体客はかなり減った。滞在時間も短くなっている」と話す。製菓店の知念けい子さん(70)は「今は週末に焼け跡を見に来る人もいるが、半年後にはどうなるか分からない」と不安げに話した。(2019/12/01-07:10)

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