両陛下、即位関連儀式終える 皇居・宮中三殿を参拝
天皇、皇后両陛下は4日午前、皇居・宮中三殿に即位の礼と大嘗祭を終えたことを報告する「親謁の儀」に臨まれた。午後には宮中三殿の賢所で「御神楽の儀」に臨み、即位関連の一連の儀式を終えた。
御神楽の儀では午後4時半すぎ、天皇専用の装束「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」に身を包んだ天皇陛下が殿上に姿を見せた。剣と璽(じ)=勾玉(まがたま)=をささげ持つ侍従を前後に従えた陛下は一礼して内陣に入り、拝礼。続いて皇后さまが十二単(ひとえ)に似た装束姿で拝礼した。秋篠宮ご夫妻ら皇族方6人に加え、三権の長ら46人も参列した。
天皇陛下は5月1日の即位後、皇后さまと共に10月22日に「即位礼正殿の儀」、11月14、15日には大嘗祭の中心儀式「大嘗宮の儀」に臨んだ。その後、「親謁の儀」で伊勢神宮や神武、孝明、明治、大正、昭和の各天皇陵を参拝した。(2019/12/04-18:50)