バッハ会長「心配の必要ない」 東京五輪マラソン・競歩の札幌開催―IOC理事会

2019.12.06
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by 時事通信

 【ローザンヌ(スイス)時事】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は5日、スイスのローザンヌで行われた理事会後に記者会見し、東京五輪のマラソン・競歩の札幌開催について、「日本の方々は少しも心配する必要はない。日本で開催されるのだから、とても喜ぶことができる」と述べた。
 マラソン・競歩は暑さ対策のため、バッハ会長の強い意向が通る形で会場が東京から急きょ変更された。同会長は「科学的な見解から説明を受け、選手の健康へのリスクを考慮し、この決断をする必要があった」と説明した。
 理事会ではマラソンの発着点が市中心部の大通公園とすることが承認されたが、コースの後半部分は日本の組織委員会と世界陸連が合意に至らず、継続審議となった。バッハ会長は「スタート時間も決まったし、(世界陸連と)組織委の協議も続いている。私は何も心配していない」と語った。(2019/12/06-00:10)

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