中村医師の遺体、日本へ アフガン空港で追悼式典

2019.12.07
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by 時事通信

7日、カブールの空港で、中村哲医師のひつぎを見送るアフガニスタン軍の兵士ら(AFP時事)

7日、カブールの空港で、中村哲医師のひつぎを見送るアフガニスタン軍の兵士ら(AFP時事)

 アフガニスタン東部ジャララバード近郊で殺害されたNGO「ペシャワール会」(福岡市)現地代表、中村哲医師の追悼式典が7日、首都カブールの空港で行われた。ガニ大統領も軍の兵士とともにひつぎを担ぎ、深い哀悼の意を表明。その後、遺体は空路日本に移送された。
 ガニ氏は式典で、中村医師について「アフガン人支援と国の復興に人生をささげた偉大な人物だった」と称賛。「中村医師の取り組みにより、何十万人ものアフガン人が干ばつ被害から立ち直り、何十万本もの木がよみがえった」と指摘し、「アフガンのヒーローだ」と敬意を表した。


7日、カブールの空港で、中村哲医師のひつぎを担ぐアフガニスタンのガニ大統領(手前右)と兵士ら(AFP時事)

7日、カブールの空港で、中村哲医師のひつぎを担ぐアフガニスタンのガニ大統領(手前右)と兵士ら(AFP時事)

 ガニ氏は6日、首都カブールの大統領府で中村医師の妻尚子さんや長女秋子さんと面会した。ガニ氏は政府・国民を代表して深い哀悼の意を表するとともに、遺族や日本国民と悲しみを共有すると述べた。
 生前の中村医師と支援活動をめぐって意見交換し、名誉市民の称号を与えたことを誇りに思うと回想。東部ナンガルハル州などで中村医師が取り組んだ用水路整備など農業支援事業に「ドクター・ナカムラ」の名を冠するとともに、遺志を継ぎ、今後も事業は続けられると約束した。


7日、アフガニスタンの首都カブールの空港で、追悼式典に出席する中村哲医師の家族ら(EPA時事)

7日、アフガニスタンの首都カブールの空港で、追悼式典に出席する中村哲医師の家族ら(EPA時事)

 中村医師を待ち伏せして殺害した犯行グループについては「アフガン発展の敵」と非難。容疑者を特定して逮捕するよう、治安当局に命じたと改めて強調した。(2019/12/07-22:18)

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