北海道で震度5弱 気象庁「1週間注意を」

2019.12.12
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by 時事通信

北海道豊富町で震度5弱を観測した地震について記者会見する気象庁の中村雅基地震津波監視課長=12日未明、東京・大手町の気象庁

北海道豊富町で震度5弱を観測した地震について記者会見する気象庁の中村雅基地震津波監視課長=12日未明、東京・大手町の気象庁

 12日午前1時9分ごろ、北海道宗谷地方北部を震源とする地震があり、豊富町で震度5弱の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは7キロ、地震の規模(マグニチュード=M)は4.2と推定される。道危機対策課によると、人的被害は確認されていないという。
 気象庁の中村雅基地震津波監視課長は記者会見で「揺れの強かった地域では1週間、最大震度5弱程度の地震に注意してほしい」と呼び掛けた。
 震源の西方、日本海沿岸には「サロベツ断層帯」がある。政府の地震調査委員会が2007年に公表した長期評価では、活動した場合にM7.6程度の地震が想定される。今回の地震が同断層帯に影響するか不明だが、中村課長は「日ごろからの備えをしていただければ」と話した。
 主な各地の震度は次の通り。
 震度5弱=北海道豊富町
 震度4=北海道幌延町
 震度3=北海道天塩町。(2019/12/12-12:44)

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