今年の漢字「令」 新元号を反映―京都・清水寺

2019.12.12
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by 時事通信

2019年の「今年の漢字」に選ばれた「令」を揮毫(きごう)する清水寺の森清範貫主=12日、京都市東山区

2019年の「今年の漢字」に選ばれた「令」を揮毫(きごう)する清水寺の森清範貫主=12日、京都市東山区

 漢字1文字で今年の世相を表す「今年の漢字」に「令」が選ばれ、京都市東山区の清水寺で12日、森清範貫主が揮毫(きごう)した。新元号が令和に決まり新たな時代の希望を感じさせたことや、「令」の持つ「良い・立派な」などの意味、書き方にも注目が集まったことを反映した。
 発表は今年で25回目。毎年、日本漢字能力検定協会(同市)が1文字を全国から募集し、票数の最も多かった漢字が選ばれる。
 今年は21万6325票の応募があり、「令」は最多の3万427票を獲得。2位は新元号やスポーツ界での新記録樹立、キャッシュレス決済といった新たな制度導入を表す「新」が選ばれた。3位には「令和」やラグビー日本代表のスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」、ローマ教皇が来日し平和への思いを込めたことなどを象徴する「和」が入った。
 森貫主は「お互いが敬い合い、尊び合い、尊敬し合うことが『令』という字に込められていると思う」と話した。(2019/12/12-15:49)

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