両陛下、春に国賓で英国へ 即位後初の外国訪問

2020.01.14
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by 時事通信

新年一般参賀で手を振られる天皇、皇后両陛下=2日、皇居

新年一般参賀で手を振られる天皇、皇后両陛下=2日、皇居

 天皇、皇后両陛下が英エリザベス女王の招待を受け、今年4~6月ごろに国賓として英国を訪問される方向で調整が進んでいることが14日、分かった。政府と英王室が同日、明らかにした。両陛下にとって即位後初の外国訪問となる。
 菅義偉官房長官は記者会見で「わが国と英国は長きにわたり友好関係を進展させてきており、わが国皇室と英国王室の交流は両国の友好関係に重要な役割を果たしてきている」と述べた。
 日本の皇室と英王室の関係は深く、昭和天皇が1971年に、上皇さまが98年に国賓として訪問。女王は75年に国賓として来日している。
 天皇、皇后の英国訪問は、エリザベス女王の即位60周年祝賀行事出席のため上皇ご夫妻が訪れた2012年以来。両陛下そろっての外国訪問は、皇太子夫妻時代の15年に国王戴冠式出席のためトンガを訪れて以来となる。
 英王室によると、両陛下はロンドン郊外のウィンザー城に滞在する。女王と会見するほか、歓迎行事や晩さん会などに臨むとみられる。
 天皇陛下は学習院大卒業後の83~85年、皇后さまは外務省時代の88~90年にいずれも英オックスフォード大に留学した経験がある。18年夏には長女愛子さまがロンドン郊外のイートン校に短期留学した。(2020/01/14-19:20)

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