おでん販売、レンジ式導入 労力・廃棄ロス削減―ファミリーマート

2020.01.14
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by 時事通信

注文ごとに電子レンジで温めて提供するファミリーマートのおでん=14日午前、東京都豊島区

注文ごとに電子レンジで温めて提供するファミリーマートのおでん=14日午前、東京都豊島区

 は14日、これまでレジ近くの専用鍋で保温してきたおでんの販売について、注文ごとに電子レンジで温めて提供する手法を一部店舗で導入したと発表した。仕込みなどにかかる店員の作業負担を軽減できるほか、食品廃棄ロスも減らせると見込んでいる。
 レンジ方式を導入したのは全国約1万6500店の3分の1に当たる約6000店。大根やちくわなど売れ筋の具材をパック詰めにしておき、注文を受けレンジで温める。4個入り(268円)と6個入り(358円)の2種類を春先まで売り、販売実績を踏まえ、レンジ方式を続けるかどうか判断する。
 店員は仕込みのほか、会計時に容器に入れられたおでんの具材を確認して精算したり、専用鍋を洗ったりする手間がかかっていた。専用鍋で多くの具材を温めておくため、廃棄ロスも多かった。
 ファミマは「朝仕込んだおでんは従来、夜には廃棄していた。レンジ方式はロス削減を通じ加盟店の利益にもつながる」(商品担当)と説明している。(2020/01/14-17:53)

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