ロシアで共同通信記者拘束 昨年12月、既に出国

2020.01.27
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by 時事通信

 【モスクワ時事】共同通信社は27日、ロシア極東ウラジオストクで昨年12月25日、ロシア当局者を取材した同社記者が治安当局に拘束され、取材目的などを聴取されたと明らかにした。約5時間後に解放されたが、72時間以内の退去を促され、翌26日に出国したという。同社編集局は「通常の取材活動だったと考えている」とコメントした。
 これに先立ち、ロシアのメディアは27日、軍事機密を入手しようとした日本人記者が昨年12月25日に一時拘束されたと伝えていた。
 報道によると、ロシア外務省関係者は「(日本人記者は)ロシア極東の軍事能力に関する機密資料を入手しようとした」と主張した。ロシア外務省は在ロシア日本大使館の幹部を呼んで抗議文を手渡したという。
 警視庁公安部は今月25日、在日ロシア通商代表部職員に唆され、営業秘密を不正に取得したとして、通信大手ソフトバンクの元社員を逮捕。警視庁は外務省などを通じ、唆したとされるロシア人の男2人に出頭要請した。(2020/01/28-01:37)

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