都内の高齢者施設職員感染 千葉で中学教員も―新型ウイルス、国内100人超

2020.02.22
0
by 時事通信

 国内では22日、8都道県で計25人の新型コロナウイルス感染が確認された。東京都では高齢者施設の職員が、千葉市では中学校教員が感染。北海道では10代の学生を含む9人が検査で陽性となった。横浜市に停泊中のクルーズ船乗客乗員と、中国・武漢市からのチャーター機での帰国者を除く国内発生は100人を超えた。
 都によると、感染が判明したのは都内に住む60代男性で、重症となっている。老人保健施設の運転手だという。発症翌日の13日まで勤務していた。
 千葉市の教員は市立中学勤務の60代女性。12日に風邪と診断され、19日に入院するまで出勤して試験監督などを務めた。同校は25、26両日を臨時休校とした。千葉県内では他に30代女性と東京都在住の50代女性の感染が確認された。
 石川県では感染者の息子で、金沢市に住む10代の男子中学生の感染が判明。中学生の通う学校は3月5日まで2週間の臨時休校を決めた。
 北海道などによると、感染が判明した9人は10~80代の男女。うち60代男性は意識がはっきりせず、重篤となっている。50代女性は看護師で、勤務先の病院で感染者と接触していた。
 相模原市では、50代夫婦と20代の娘2人の家族計4人が感染した。感染者が出ている同市の相模原中央病院との関係は不明という。
 熊本県では、感染者の父親で熊本市に住む50代男性と、同県在住の60代男性が感染した。和歌山市では、済生会有田病院(同県湯浅町)の患者と同僚の40代男性が感染。名古屋市でも感染者との接触者の調査で、40~60代の男女4人の感染が判明した。
 感染者のうち、東京都在住の50代女性は11日に、熊本県の60代男性は10日までに、札幌市の「さっぽろ雪まつり」を訪れていた。(2020/02/22-22:39)

print

人気のオススメ記事