道教委、全小中に休校要請 3月4日まで、1600校対象―新型ウイルスで

2020.02.26
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by 時事通信

 北海道教育委員会は26日、相次ぐ新型コロナウイルス感染を受け、道内の全ての公立小中学校に臨時休校を要請した。私立学校についても休校を要請し、公立と私立を合わせた対象校は計約1600。期間は27日から3月4日までとしたが、判断は市町村教委や学校法人に委ねる。感染状況で休校期間の延長も検討する。
 高校の休校は、生徒の自己判断で対応できると判断し見送った。新型ウイルスをめぐり、全小中学校への休校要請は都道府県で初めて。
 北海道の鈴木直道知事は26日記者会見し、「この1、2週間がまさに勝負で、感染拡大防止で極めて重要な期間だ」と強調。「『やりすぎではないか』という批判もあるかもしれないが、結果責任はしっかり私が負う」と述べた。
 政令市の札幌市教委も、道教委方針などを踏まえ、市内の全小中学校と特別支援学校計約300校の休校を決めた。期間は小中学校が28日から、特別支援学校は27日からで、いずれも3月6日まで。
 道内では26日時点で、死者1人を含む39人が感染。中富良野町の小学生兄弟、江別市の中学校教員や給食配膳員など学校現場での感染も確認され、一段と警戒が強まっている。(2020/02/26-21:08)

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