愛国心「育てる必要ある」は69% 過去最低を記録―内閣府調査

2020.03.27
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by 時事通信

 内閣府は27日、「社会意識に関する世論調査」を発表した。「国を愛する気持ちをもっと育てる必要があるか」を尋ねたところ、「そう思う」が69.4%(前年比1.9ポイント減)で、過去最低を記録した。「そう思わない」は15.7%(同0.9ポイント増)で過去最高だった。
 内閣府は「ここ数年、社会よりも個人を重視する傾向がある」としている。国を愛する気持ちが「強い」と答えたのは51.9%(同1.2ポイント減)で、「弱い」は8.5%(同1.1ポイント増)だった。
 また、日本が悪い方向に向かっている分野では、「国の財政」が39.4%(同1.9ポイント増)で最も多く、「景気」が31.5%(同5.0ポイント増)と続いた。
 良い方向に向かっている分野は「医療・福祉」が30.3%、「治安」が21.0%だった。調査は全国の18歳以上の男女1万人に、個別面接方式で実施。有効回収率は53.9%だった。(2020/03/27-20:37)

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