スバル、全生産を一時停止 コロナ影響広がる―部品調達難、需要減

2020.04.01
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by 時事通信

 (スバル)は1日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、国内外の全ての自動車生産を一時停止すると発表した。群馬製作所(群馬県太田市)は11日から5月1日まで停止し、米国インディアナ州の工場は今月6日までの予定だった停止期間を17日まで延長する。部品調達に支障が出ているほか、世界的に新車需要が減少しているためだ。
 なども既に国内工場の一時停止を発表している。スバルが加わったことで、乗用車メーカー全8社の国内生産が影響を受けたことになる。
 スバルの停止日数は国内が17日間で、米国は8日間増えて19日間。国内では約3万9000台、米国では約3万2000台の減産となる見通し。スバルは日米の2カ所に自動車工場を持つ。
 一方、も1日、海外からの部品調達に影響が見込まれるとして、国内工場の操業停止を拡大すると発表した。従来は全5工場を今月1~3日に休止するとしていたが、このうち軽自動車を生産する湖西工場(静岡県湖西市)は6~17日にかけて3日間、磐田工場(同県磐田市)は4日間の休止を追加する。
 二輪を生産する浜松工場(浜松市)と、鋳造部品を製造する大須賀工場(同県掛川市)は10日に停止する。スキは「20日以降の操業については状況を見極めて判断する」と説明している。(2020/04/01-17:42)

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