2次補正、最大の歳出32兆円 医療強化や家賃支援―コロナ危機克服へ閣議決定

2020.05.27
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by 時事通信

政府与党の政策懇談会で発言する安倍晋三首相(右)=27日午前、首相官邸

政府与党の政策懇談会で発言する安倍晋三首相(右)=27日午前、首相官邸

 政府は27日、新型コロナウイルス流行による社会・経済への影響を緩和する2020年度第2次補正予算案を閣議決定した。一般会計の歳出総額は補正予算として過去最大の31兆9114億円。医療体制の強化や企業の家賃支援が柱。民間融資なども含めた事業規模は117.1兆円に上る。1次補正などと合わせ230兆円超の巨額な対策を講じ、コロナ危機の克服に全力を挙げるが、生活苦に陥った人に速やかにお金が行き渡るか政策の実効性が問われる。



 安倍晋三首相は同日、決定に先立つ政府・与党の政策懇談会で「厳しい状況にある方々に、支援を迅速にお届けすることが重要」との決意を示した。政府・与党は、6月17日までの通常国会会期中の成立を目指す。(2020/05/27-20:43)

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