「虎ノ門ヒルズ」新駅舎公開 日比谷線、6日開業―東京メトロ
東京メトロ日比谷線の新駅として6日に開業する「虎ノ門ヒルズ」(東京都港区)の駅舎が完成し、報道陣に2日公開された。日比谷線では1964年の全線開業以来56年ぶりの新駅。周辺では高層オフィスビルなどの再開発が進み、将来的に1日当たり約8万人の利用客を見込んでいる。
新駅は霞ケ関―神谷町間に設置。1月に完成した高層ビル「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」や隣の森タワーへも直通で移動できる。
建設した東京メトロや都市再生機構によると、地上1階、地下1階で、地下にホームドア付きのホーム2面と改札3カ所を整備。中目黒行きホームの北側改札は、銀座線虎ノ門駅に乗り換えられる約450メートルの歩行者通路と連絡している。
地下2階では近隣の別の再開発ビルにつながるコンコースを建設中で、2023年に完成予定。総事業費は約360億円という。
周辺では、臨海副都心と結ぶバス高速輸送システム(BRT)のターミナルが整備され、新駅に接続。新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月に予定していたBRTの運行開始は未定となったが、交通拠点としての役割が期待される。(2020/06/02-17:26)