関東上空に明るい「火球」 爆発音とどろく、通報も

2020.07.02
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by 時事通信

2日未明に関東上空で目撃された「火球」=神奈川県平塚市(平塚市博物館の藤井大地学芸員提供)

2日未明に関東上空で目撃された「火球」=神奈川県平塚市(平塚市博物館の藤井大地学芸員提供)

 2日午前2時半ごろ、関東上空で非常に明るい流れ星「火球(かきゅう)」が目撃された。同時間帯には爆発したような音も聞かれ、SNSには「窓が揺れた」などの投稿が相次ぎ、警視庁には「爆発音が聞こえた」といった110番が東京都内各所から寄せられた。
 撮影した平塚市博物館(神奈川県)の藤井大地学芸員によると、火球は西から東へ移動し、満月よりも明るく感じたという。爆発音は衝撃波と考えられ、藤井氏は「非常に大きな流星の粒とみられ、地上に達して隕石(いんせき)になった可能性もある」と指摘した。
 国立天文台によると、流れ星でも特に明るいものを「火球」と呼ぶ。飛んできた塊が大きかったり、速度が速かったりすると通常より明るく輝く。音が聞こえることはまれだという。(2020/07/02-11:11)

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