良品計画、米子会社が経営破綻 新型コロナで休業
生活用品店の「無印良品」を手掛ける良品計画は10日、米子会社が日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条の適用を同日付で申請したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で店舗が休業に追い込まれ、業績が悪化し、事実上の経営破綻となった。3月末時点での負債総額は6400万ドル(約68億円)。
良品計画は2006年に米国へ進出し、現在18店舗を展開。近年、高い賃料などが負担となっていたところに新型コロナが直撃し、収益が急速に悪化した。法的手続きを経て、再建を目指す。松崎暁社長は10日、東京都内で記者会見し「賃料交渉や品ぞろえの見直しを行い、事業構造の抜本的な改革に努めていく」と述べた。(2020/07/10-19:54)