鳥栖、計10人の集団感染 25日まで活動自粛―Jリーグ

2020.08.12
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by 時事通信


J1鳥栖で複数の新型コロナウイルス感染者が出たことを受け、ルヴァン杯・広島―鳥栖戦の中止と経緯を説明するJリーグの村井満チェアマン=12日

J1鳥栖で複数の新型コロナウイルス感染者が出たことを受け、ルヴァン杯・広島―鳥栖戦の中止と経緯を説明するJリーグの村井満チェアマン=12日

 サッカーJ1鳥栖は12日、選手6人とスタッフ3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。既に新型コロナ陽性が判明していた金明輝監督(39)を加えて感染者は計10人となり、Jリーグのクラブでは初の集団感染となった。クラブは選手名の公表を控えた。
 チームは保健所の要請に沿って、2週間を目安に25日まで活動を自粛する方針。その間に控えるG大阪、仙台、札幌とのリーグ戦3試合については、今後Jリーグと協議を進めるとしている。
 集団感染を受け、Jリーグは12日のルヴァンカップ、広島―鳥栖(エディオンスタジアム広島)を中止。村井満チェアマンは「保健所の判断に従うだけ。その判断を基に(対応を)考えていくことになる」と述べた。
 鳥栖では10日に金監督が陽性判定を受けた。濃厚接触者3人は陰性だったが、選手ら89人に対してPCR検査を実施。新たな9人の陽性者はほとんどが無症状。金監督は8日、体調に違和感があったものの、敵地での鹿島戦で指揮を執っていた。鹿島に濃厚接触者はいないという。
 Jリーグでは再開後、新型コロナの影響で公式戦が試合直前で中止となるのは3度目。
 鳥栖・竹原稔社長の話 結果から見れば、起こるべくして起こってしまったところはあるかもしれない。微妙な体調の変化への対応が、難しかったことを理解いただきたい。原因を追究し、感染拡大を防いでいきたい。(2020/08/12-23:10)

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