閣僚4年ぶり靖国参拝 政権最多4人、安倍首相は玉串料

2020.08.15
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by 時事通信


靖国神社へ参拝に訪れた小泉進次郎環境相=15日午前、東京都千代田区

靖国神社へ参拝に訪れた小泉進次郎環境相=15日午前、東京都千代田区

  • 靖国神社の参拝を終えた萩生田光一文部科学相=15日午前、東京都千代田区
  • 靖国神社へ参拝に訪れた高市早苗総務相=15日午前、東京都千代田区
  • 千鳥ケ淵戦没者墓苑で献花に向かう安倍晋三首相(手前)=15日午前、東京都千代田区

 総務相、環境相ら4閣僚は終戦記念日の15日、東京・九段北の靖国神社を相次いで参拝した。終戦の日の閣僚参拝は2016年以来4年ぶりで、安倍政権では最多。一方、首相は参拝を見送り、自民党総裁として代理人を通じ、私費で玉串料を奉納した。
 閣僚では他に文部科学相、沖縄・北方担当相が参拝した。閣僚の参拝は07年の第1次政権では1人、第2次政権発足後は13~15年に各3人、16年が2人で、それ以降は途絶えていた。首相自身は13年12月を最後に参拝を控える一方、終戦記念日は毎年玉串料を納めている。
 首相は奉納に当たり「今日の平和の礎となられた戦没者に心から敬意と感謝の念をささげ、み霊の平安と恒久平和を祈る」とのメッセージを代理人に託した。首相は15日午前、東京・三番町の千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、献花。続けて政府主催の全国戦没者追悼式に参列し、式辞を述べた。
 閣僚以外では、自民党の幹事長代行ら保守系議員が参拝。超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は新型コロナウイルス感染拡大を受け集団参拝を見送り、会長の元参院副議長らが代表して参拝した。(2020/08/15-12:02)

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