トリケラトプス、動き鈍かった? 頭骨CTスキャンで判明―福井県立大

2020.09.18
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by 時事通信


トリケラトプスの頭骨化石(福井県立大恐竜学研究所提供)

トリケラトプスの頭骨化石(福井県立大恐竜学研究所提供)

  • トリケラトプスの頭骨化石(福井県立大恐竜学研究所提供)

 3本の角を持つ草食恐竜のトリケラトプスは、機敏な動きが苦手だった可能性が高いことが分かったと、福井県立大が18日発表した。肉食恐竜ティラノサウルスとの格闘シーンがよく描かれるが、実際は突進を繰り返すような戦い方は難しかったようだ。
 トリケラトプスは後期白亜紀の約6800万~約6600万年前に生息した角竜類で、大きな角やフリルと呼ばれる襟飾りのような後頭部の構造が特徴。脳の大きさや形は知られていたが、知覚機能などの詳細な解析はされていなかった。
 同大の大学院生、坂上莉奈さんと恐竜学研究所の河部壮一郎准教授は、トリケラトプス2体の頭骨化石をコンピューター断層撮影(CT)スキャン。脳が収まっていた頭骨の空洞を解析し、脳や神経、血管、内耳の形態を3次元的に復元した。
 その結果、他の角竜類や肉食恐竜と比べ、トリケラトプスは頭部の動きやバランス感覚をつかさどる三半規管が小さい傾向があり、頭や体を速く動かすことが苦手だったと推定された。脳は嗅覚をつかさどる部分が極めて小さく、鼻はあまり利かなかったとみられるという。(2020/09/18-20:30)

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