御嶽山噴火6年で追悼式 コロナで縮小、犠牲者の冥福祈る―長野

2020.09.27
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by 時事通信


御嶽山の噴火から6年を迎え、慰霊碑に手を合わせる遺族=27日午前、長野県王滝村

御嶽山の噴火から6年を迎え、慰霊碑に手を合わせる遺族=27日午前、長野県王滝村

 死者58人、行方不明者5人を出した御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火から6年を迎えた27日、麓の長野県王滝村の松原スポーツ公園で犠牲者の追悼式が開かれた。遺族や地元関係者ら約60人が参列。噴火時刻の午前11時52分にサイレンが鳴り、参列者が黙とうをささげた。
 追悼式は同村と同県木曽町が主催。今年は新型コロナウイルス感染防止対策の観点から、遺族らに積極的な参加を求めず、遺族代表のあいさつも中止となった。
 式では阿部守一長野県知事があいさつした。
 御嶽山は2014年9月27日に噴火。登山者らが噴石の飛散などに巻き込まれた。王滝村は今年8月、王滝頂上までの登山道規制を解除。噴火後初めて、山頂の剣ケ峰と合わせ二つの頂上に登ることが可能となったが、王滝頂上と剣ケ峰をつなぐ尾根「八丁ダルミ」の立ち入り規制が続いている。(2020/09/27-12:19)

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